ロンドン、ヒースロー空港で入国審査の長蛇の列を避けられる?
海外に行くと、入国審査が長蛇の列!ということがよくありますよね。
ロンドンの空港も毎回混雑していて、旅行に行って帰ってくるとうんざりします。
特に非EU市民の列は常に長蛇の列、毎回平均30~40分、長くて2時間待ったこともあります。
でも、そんな入国審査をスイスイとすり抜けられる方法があります。
ロンドンのヒースロー空港に限りますが(ロンドンには5つの空港があります)、EU市民と一緒であればEU市民でなくともEUの入国審査の列に並ぶことができます。
私たちもそんなことは全く知らず、彼と二人で旅行に行くと彼はEUパスポート専用レーンへ、私はその他のパスポートレーンへ別れて並んでいました。
当然彼の方が早く入国できるので、いつも待たせるのが悪いなと思っていたのです。
(EUパスポートレーンは一見混んでいるように見えても、列の進みが早いので一瞬で入国審査が終わります。)
2017年8月に彼とノルウェー旅行に行った帰りのこと。
ヒースロー空港に降り立つと、非EU市民の入国審査はいつも通り長蛇の列。
見たところ、軽く1時間はかかりそうでした。
EUパスポートの列を見ると10分もかからなさそう。
当時私たちは別々に住んでいて、彼の家の方が空港から遠かったので「私は時間がかかりそうだし先に帰っていいよ」と彼に伝えたのです。
するとそのやり取りを見ていたヒースロー空港職員のお兄さんが一言、
「Hey miss! あなたもこっち(EUパスポート)の列に並べるよ!」
私はとっさに「私は日本人だよ」と答えました。
お兄さんが私のことをEU市民と勘違いしたのではと思ったからです。
(EU加盟国のパスポートの色と日本のパスポートの色が遠目に見ると似ているから。)
お兄さんは「そんなのわかってる!笑」と一言。
そして私はひらめきました。
この人、私たちが夫婦だと思っているんだと。
「私たち、結婚してないよ!」
お兄さんは笑いながら「そんなの関係ないから。ま、君が行きたくないなら行かなくてもいいけどね!」と。
ここまで言われても私たちは半信半疑。
でもこれだけお兄さんが言うんだし、EUパスポートの列を使えたらラッキーとそのまま列に加わりました。
ドキドキしながら審査官の前へ。
「どこに行っていたの?どれくらいの期間?」
「イギリスでは働いてる?どんな仕事?」
(彼に対して)「彼女は?奥さん?」ー『いえ、彼女です。』
それだけ聞かれて、非EU民の私は指紋を取られてビザのスタンプを押してもらって終了。
5分で終了、ビックリ。
このときほど彼に感謝したことはない。笑
それ以降、ヒースロー空港を利用するときは彼と一緒にEUパスポートの列に並んでいます。
いつも通りLanding Card(入国カード)を書いてBRP(在留カードのようなもの)を見せて指紋を取られるけど、長蛇の列のストレスから解放されたのは大きい。
いつもトイレ行きたくても我慢して、入国審査の列にダッシュしていたからね…。笑
初回以来、審査官に私たちの関係を聞かれたことはないし、友達同士でも誰かEU市民がいれば非EU民も一緒にEUパスポートの列に並べるんじゃないかな~と思うのですが、こればかりは何ともわかりません。
非EU市民の国籍によるとも思いますしね。
試したことがある方がいらっしゃれば教えてください。
ちなみに、ロンドンの他の空港(ガトウィック、スタンステッド、ルートン)はダメでした。
EU市民の彼が私と一緒に非EUの列に並ぶことはできるけど、逆はできないと。
経営する会社が違うのかな?でも入国審査は政府の管轄じゃないの?と考えたけど、理由はよくわかりません。
ロンドンシティ空港は利用したことがないのでわかりません。
ここまで入国審査を早く終える方法をドヤ顏で裏技っぽく書いてきましたが(笑)、日本のパスポート保持者は有料+諸条件を満たせば、自動化ゲートを利用することができます。
さらに、今年の夏からはICチップのついた日本のパスポートであればお金を払わなくても自動化ゲートを使えるようになる(予定)らしいので、だれでもスイスイ入国審査を通過できることになりますね。
在住者はBRP見せなくてもパスポートだけで入国できるようになるのかな?
今後BrexitもありEU市民と一緒にEUパスポートのレーンに並ぶというのもいつまで通用するかわからないので、自動化ゲートが利用できるのは本当にありがたいです。
楽しみに待ちましょう。
いや~イギリスの入国審査は毎回ドキドキなので(オフィサーによっては質問攻めしてくるからw)、自動化ゲートを使えるのは本当に嬉しいです!
私の次回のイギリス入国はEU市民の配偶者として認識してもらわなければいけないので上手くいくのか少し不安もありますが、ビザの申請の経過なども含めまたブログに書こうと思います。