日本人女がイタリア人にプロポーズした話。
今日はタイトルの通り、私が婚約者の彼にプロポーズをした話を書きます。
まず前提として、私は結婚願望が強い女ではありません。
むしろ、彼と出会うまで人生29年間で結婚したいと思ったことは一度もありませんでした。
かといって恋愛に興味がないわけでもなかったんですよ。
これまでそれなりに恋愛経験を重ねてきたし、彼氏がいると人生が楽しくなるって思いますしね。
だけど、自分の生活ペースを乱されたくない、恋愛は人生の+αとして楽しみたいと思っていた私は、結婚しなくても長くお付き合いを続けていればそれでいいんじゃない?子どもが欲しいと思ったら結婚を考えたらいいんじゃない?そんな考えを持っていました。
これまで結婚を考えるような人とは出会わなかった、ただそれだけの話です。(こんな風に言うと嫌味な女に思われるかもしれませんが。笑)
でも、婚約者、今の彼に出会って考えが変わったのです。
出会ってすぐ、何となくですが「この人となら一緒に生活できそう」「将来この人と結婚するかもな」って直感が働いたのです。(後付けと思われるかもしれないけど、本当の話です。)
彼のことが好きで好きで仕方がない!というよりは、彼のことが愛おしく思えると言った方が正解な気がします。
時々なんですが、彼を思って涙が出る日があります。彼に会いたいとか寂しいとかそういう感情ではなく、ただただ「あぁ好きだなぁ」って。こんなこと今までなかったのにな。30過ぎて涙もろくなっただけかもな🤪笑
— ふーちゃん (@oliamemo_uk) 2019年1月22日
こんな気持ちになるんです。
ふとした瞬間に彼の顔が頭に浮かんできて、「あぁ好きだなぁ、愛おしいなぁ」って。
私でもこんな気持ちになることがあるんだなって、自分でもびっくりです。
この人と結婚しよう!と(勝手に)決めた私は、もうその気持ちを隠すことができませんでした。
思い立ったら即行動!
2017年10月、二人でギリシャに行ったときに私からプロポーズしました。
特別なシチュエーションを準備していたわけではなく、ただストレートに「結婚したい」と彼に伝えました。
その時点で付き合って半年と期間は短かったのですが、私の心は決まっていたので迷いはありませんでした。
すると彼は、「ふーちゃんと結婚したいと思ってる。でも僕たち付き合ってまだ半年だよ?出会ってからだって1年も経ってないんだし。結婚ってそんなに簡単に決めるものじゃないでしょう。」と。
あれ???断られた???笑
それもそのはず、ヨーロッパでは7年も8年も付き合って、パートナーとしてお互いを知ってから結婚する人が多いらしいのです。
結婚する前に子供を持つカップルも珍しくありません。
そんな文化で育ってきた彼にとっては、付き合って半年で結婚したい!と言い出した日本人女に対して、「こいつは狂ってるんじゃないか」と思ったことでしょう。笑
長く付き合ったからって結婚して上手くいくとも限らないし、交際期間が短いからって結婚生活が失敗するとも限らない。
何事もやってみないとわからないんだから直感に従って結婚したっていいんじゃない?というのが私の意見でしたが、彼はめちゃくちゃ慎重派なので「お互いをきちんと知ってから」じゃないとダメだと言うんです。
そんなこんなでしばらくは結婚について話すことはなくなりましたが(二人の将来の話をすることはあったけど)、私はそれでもずっと自分は彼と結婚するんだと思っていました。(謎の自信w)
その後は本当に色々ありました。
いいことも悪いことも。
あまりにも長すぎるので、内容は省略。笑
(私は「早く結婚しよ!」って言い続けていましたが、彼はその度に華麗にスルーw)
そして、忘れもしない2018年10月12日、彼の方から改めてプロポーズしてくれたのです。
その日は会社の同僚の送別会に行くと言っていた彼。
「ご飯は食べないで帰ってくるよ。一緒に食べたいから食べずに待っててね!」と言われていたので、ベッドの上でゴロゴロして彼の帰りを待っていました。
(イギリスでは「飲みに行こう!」と誘われたら本当に飲むだけで、ご飯は食べないことが多いです。)
お腹すいたな~まだかな~と彼の帰りを待っていると、彼が両手に大きな花束を抱えて帰ってきました。
写真では伝わらないけど、めっちゃ大きな花束だった。
あれ??今日なんかの記念日だったけ?そう思ってポカーンとしている私に向かって彼が一言。
「結婚しよう。」
えーーーーーーー???このタイミングで?????って思いましたよ、正直。笑
常々、「プロポーズするならスペシャルオケージョンだ!」と言っていた彼。
どこがスペシャルやねん!こっちは服も着替えてジャージや!って心の中でツッコミましたが(関西人なんでw)、でも彼が私たちの結婚についてきちんと考えてくれていたこと、わざわざ送別会帰りに花束を買いに行って改めてプロポーズしてくれたことが嬉しくて泣きました。
私の誕生日が近かったのでその日になにかあるかもしれないと少しは期待していたのですが、まさかの何もない日にプロポーズしてくる彼。
これ以上のサプライズがあるだろうかと感心したくらいです。笑
前にもお話ししましたが、「婚約指輪は絶対自分で好きなの選びたいから、プロポーズするときに買ったらあかんで!」と彼に伝えていた私。笑
婚約指輪は後日、一緒にブティックに行って私が気に入ったものを買ってもらいました。
プロポーズしてもらった日に撮った写真。一応着替えました。笑
その後、彼が今日はプロポーズ記念だから外食しよう!と言ってくれて、近所の中華レストランへ。
そこで食べた鍋?が人生で涙がでてくるほど辛くて、二人でヒーヒー言いながら食べました。
ある意味、忘れられない記念日になりました。笑
こちらがその激辛鍋。
長々と私たちのプロポーズ話を書きましたが(誰も興味ないよねw)、私が言いたいのは、女からプロポーズしてもいいんじゃないの?ってことです。
私の周りには「彼と付き合って長いし結婚したいけど、彼がプロポーズしてくれない」と悩む女友達が結構います。
でも、相手からのプロポーズを待たなくても、結婚したいんだったらそれを自分から伝えたらいいんじゃない?と思うんです。
自分の気持ちって口に出さないと伝わらないから。
2年前には結婚願望のなかった私が自分からプロポーズしたいと思えるような相手に出会って、実際に結婚することになったんだから人生って何が起こるかわからない。
だから人生って楽しいんだなって思います。