Spice of Life

イギリスでイタリア人と暮らす日本人のブログ。

顔面蒼白のBRP紛失事件②!新しいBRPの申請方法。

前回、ギリシャでBRPを紛失してからイギリスに入国するまでの記事を書きました。

 

oliamemo-uk.hatenablog.com

 

入国審査でオフィサーに『入国したらできるだけ早く新しいBRPを申請してね』と言われた通り、BRPを紛失したときは速やかに新しいものを申請する必要があります。

紛失から3ヶ月以内に申請しなかった場合、£1000の罰金と国外退去という想像以上に重いペナルティが課せられます。

BRPの申請はイギリス国内でしかできませんので、国外で紛失した場合もイギリスに戻ってきてから申請を始める必要があります。

 

まずは必要書類を確認。

 

・申請書

 

http://bingham.butterworths.co.uk/PDF/level1/hobrp_rc.pdf

 

こちらからダウンロードできます。

申請書をプリントアウトして、手書きで記入します。

27ページもあるなんて信じられません。涙

個人情報や支払いの方法の選択の他、どのような状況でBRPを紛失したのかをつらつらと書き連ねる必要があります…。

 

※現在はオンラインでも申請ができるようですが、やったことがないので詳細はわかりません。

ここでは私が実際に行った手順のみを紹介します。

情報が古くなっている場合がありますので、申請前に必ずご自身でもご確認ください。

 

・パスポートサイズの写真2枚

 

私はこちらのフォトスタジオで撮影しました。

www.snappysnaps.co.uk

 

チェーン店ですので、職場や自宅に近い場所を探してみるといいと思います。

パスポート写真を撮りたいと伝えると、どこの国のパスポートを申請するのか聞かれますが(条件が若干違うからだと思います)、イギリスのパスポート写真だと伝えて問題ないです。

 

データをお持ちの方は自分プリントアウトするのもいいかと思います。

イギリスで証明写真を撮るとお金がかかりますし、質も日本に比べるとそれほどよくないので、これから渡英する方は写真データを保存しておくことをおススメします。

 

ちなみに、このときに送る写真はBRPに使われる写真とは異なります。

BRPの写真はHome Officeから手紙を受け取った後に郵便局へ撮影に行くので、このときに送る写真は気合を入れなくても大丈夫です。笑

 

・紛失・盗難証明書

 

f:id:oliamemo:20190329201503j:image

 

私の場合、アテネの警察署で発行してもらったこれです。

 

盗難でもなく紛失の場合でも、紛失したという警察からの証明が必要なようです。

イギリスの警察で発行してもらうのは大変だと同じようにBRPを紛失した友人から聞きましたが、これがないと新しいBRPをもらえないので、何とか取得するしかありません。

 

・身分を証明できるID(イギリスの免許、公共料金の請求書、雇用契約書など。原本のみでコピーは不可。)

 

私はボスに頼んで、私が働いていることを証明する手紙を書いてもらいました。

ポジション、雇用開始日、雇用形態、給料を会社のレターヘッド付き用紙に記載してもらい、ボスの直筆サインをもらいました。

 

余談ですが、このときにイギリスの免許証に切り替えていなかったことを激しく後悔しました。

外国人である私たち、BRPを紛失すれば身分証明書はパスポートしかありません。

 

でも、いくら身分証明書を送れと言われてもパスポートを送るのは抵抗がありますよね。

そんなときに運転免許証があればとても便利です。

免許証があれば、ボスに「BRPを盗られちゃって…」なんてマヌケなエピソードをさらす必要もなかったわけだし。笑

 

これからワーホリに行かれるみなさんには、イギリスの免許に切り替えることを強くおススメします。

私も次に渡英したら、免許を切り替えるつもりです。

 

・イギリスに合法的に滞在する権利があることを証明する書類。(Home Officeが発行したもので、原本のみ。コピーは不可。)

 

これ、とっても困りました。

滞在を許可することを証明するのがBRPなんじゃないの??って。

それをなくしてるんだから証明なんてないよ!!!涙

 

そんなときにTwitterでフォローしていたYMSの先輩に、『渡英前にもらったBRPの受け取りレターで大丈夫だよ!』と教えてもらいました。

 

f:id:oliamemo:20190329203144j:image

ビザセンターでYMSビザを申請すると、返却されるパスポートとともにこのようなBRP受け取りレターが封入されています。

 

BRPを受け取ってもこの手紙は絶対に捨てないでください!

BRPを紛失するとこの手紙が唯一、合法的にイギリスに滞在できることをHome Officeに許可されていることを示す書類になります。

 

こちらの書類を全て、指定の住所に郵送。

大切な書類ですので、追跡サービスを付けるのがいいと思います。

 

忘れもしない2017年10月30日、私の誕生日に書類をポスト投函。

誕生日プレゼントにBRPをください、と願ったものです。笑

 

書類を提出してから約2週間後、Home Officeから書類を受け付けたので、郵便局に写真を指紋をとりに行ってね!という手紙が届きました。

意外と早い!!

何より、無事に書類が受理されたことにホッとしました。

 

しかし、BRP申請はこれで終わりではありません。

写真撮影と指紋登録のため、郵便局にいかなければなりません。

郵便局といってもどこでもいいわけではなく、専用の機械がある支店に行く必要があります。

 

こちらで支店を検索できます。

www.postoffice.co.uk

 

セントラルロンドンだと、トラファルガースクエア、ホルボーン、カムデンなどがそれに該当します。

 

郵便局は平日しか開いていないので、午前休をもらって行きました。

が、なんと!!!システムダウンで一度目は手続きを済ませられず。(これぞイギリス。ほんと大嫌い…。)

 

翌日も続けて午前休をもらい、再度チャレンジ。(事情を説明したらOK!って休みをくれる職場なのが唯一の救いでした。)

人が多くて1時間ほど待ちましたが、無事に写真撮影と指紋登録を済ませ、手続きは全て完了。

このときにもらうレシートは、BRPを受け取るまで保管しておく必要があります。

 

郵便局に行ってからさらに1ヶ月半ほど待ち、ようやく!新しいBRPが自宅に送られてきました。

年末に友人とマルタに行く約束をしていたのですが、奇跡的に間に合いました!!!(BRPがないと再入国できないので、実質出国もできない状態です。)

 

BRP申請書を送ってから約2ヶ月。

思ってたより早かったよ、グッジョブ!笑

 

申請にかかる費用は申請料£65+写真撮影・指紋登録にかかる手数料£19.20です。

 

お金がかかるのも痛手ですが、それよりも精神的苦痛が大きかったです。涙

イギリスに軟禁状態、海外に行けないのも辛かった。

夫とクリスマスに海外に行く計画を立てていたのですが、私がBRPを紛失したことにより国内旅行に変更する羽目に…。

年末のマルタは間に合ってよかった。(歓喜!!)

 

BRPを紛失すると、このようなとんでもない目に遭います。

これからワーホリ、留学でイギリスに行く方、本当に本当に気を付けてください。

 

私はBRP紛失後、海外旅行に行くとき以外はBRPを持ち歩いていません。

身分証を提示しないとパブに入れないこともあるけど、BRPを紛失するリスク(もう一度あの申請をしなければいけないこと)を考えると、お酒なんて我慢できます!笑

運転免許証を切り替えておくと、普段の生活では免許を身分証として使えるので便利ですよね。

 

来月イギリスに引っ越したらまたBRPを申請しなければいけませんが、一度経験しているので気持ち的には幾分か楽ですね。笑

人はこうして経験値を上げていくんだなぁ。