【ロシア旅行】モスクワ:ソ連時代の名残を感じる全ロシア博覧センター。
クレムリンと赤の広場周辺の観光を終え、さて次は何をしようかとあれこれ調べてみた私たち夫婦。(絶対行きたい場所以外は計画なしで適当に見てまわる旅スタイル。)
聖堂や教会はもういっぱい見たし、博物館もいいけどちょっと変わった場所に行きたいなということで、夫が提案してきた全ロシア博覧センターへ行くことにしました。
もともとは1939年に農業博覧会場として建設され、第二次世界大戦後の1959年にソ連経済博覧会のために再開発が進められた場所。
ソ連を構成する各国のパビリオンが作られソ連の経済力を示す場として使用されてきましたが、ソ連崩壊後の1992年には名を現在の全ロシア博覧センターに変更。
現在はショッピングモールやレストランなどがあり、市民が気軽に立ち寄れる場所になっているようです。
全ロシア博覧センター(VDNKhとも呼ばれる)は前日に訪れた宇宙飛行士記念博物館のすぐ近くにあり(そのときは気付かなかった)、赤の広場からは地下鉄で30分ほどです。
公園、というか広場のような場所で、誰でも自由に出入りできるので入場料は必要ありません。
実はこの場所こそが私がロシアに求めていた場所、という気がしました。
これまで訪れた場所ももちろん素晴らしかったのですが、ロシアに行った理由の一つには共産主義、ソ連時代の名残を見てみたいという気持ちがあったので。
入口からすでに共産主義の匂いがプンプン。
敷地内で流れる音楽もコミュニズムを前面に押し出している。私のような観光客を狙ったパフォーマンスなんかな?笑
レーニンの銅像。昔はスターリンの銅像もあったよう。
こういう左右対称なところもね、うん。
この噴水が有名。噴水の周りに16体の女性の像が立っており、それぞれがソ連の構成国を表している。
Yak-42というロシアが開発したジェット旅客機。
宇宙パビリオン。その時々によって展示会が催されることがあるみたい。私たちが行ったときには何もなかった。
宇宙パビリオンの前にはボストークの模型が飾られている。
ここに行きたい方は宇宙飛行士記念博物館のついでに行くのが時間のロスも少なくてよいと思います。
散歩するもよし展示物を見るのもよし、疲れたら敷地内にあるカフェやベンチで休憩もできます。
ロシアスタイルのドーナツ屋さんもありましたよ。
個人的にはモスクワでおススメのスポット。
私のように共産主義の名残を感じたい方には激推し。
この全ロシア博覧センター内を歩いているときに、前日アルバート通りで行ったのと同じレストランの看板を発見。
「あー!あのピエロギレストランやん!」って。笑
レストランをとっても気に入ったのと、お腹もちょうど空いていたのでそこでディナーを食べることに決定。
揚げピエロギ。
焼きピエロギ。
出ました、壺w
なんてことない普通のサラダ。
場所のせいもあってかアルバート通りよりこちらの方が人が少なく、席も選びたい放題。
屋根付きテラス席もありましたので、天気がよいときはそこ外に座るのもアリですね。
朝からクレムリンに行って午後一番で宇宙飛行士記念博物館、そのまま全ロシア博覧センターをブラブラしつつドーナツを食べて、ディナーにピエロギというのが最高なコースな気がします。
モスクワ観光される際に参考にしていただければ幸いです。