【イラン旅行】アブヤーネ村:イランで一番美しいといわれる村とは。
イラン旅行も残すところあと2日。
イスファハーンを出てカシャーンへ、2時間半ほどのドライブ。
日本人にはあまり知られていないかもしれませんが、カシャーンは世界的に有名なバラの産地なのです。
ドライバーが途中で車を止めてバラが咲いている場所を見せてくれました。
落ちているバラを拾っていたら、横でドライバーがバラをガンガン摘んでいた。いや、摘むというよりもぎっていた。笑
カシャーンのバラは香りがとても強い。でも嫌味な香りではなく上品な香り。ローズウォーターやローズジャムを作るんだそう。
一応ゲートみたいなところがあったし、きちんと管理されているところなのかもしれない。それでもドライバーはどんどんバラを摘んで私たちにくれる。いいんか?笑
ドライバーが撮影用の小道具まで持っていて笑ったw
インスタに載せなきゃだからね~ってあれこれ写真を撮ってくれる。全てドライバーの指示。笑
カシャーンまでの道中にあるアブヤーネ村という小さな村に寄り道。
山のふもとにある村で、ここに住む人たちは今でも昔ながらの生活を送っています。
アクセントや服装もイランの他の地方とは全く違うようです。
赤土で造られた家や建物がこの村の特徴。
アブヤーネ村にの詳しい歴史はわかっていないのですが、考古学者によると1500年前にはすでに存在していたのではないかと言われています。
セルジューク朝、サーサーン朝、サファーヴィー朝、カジャール朝時代の考古学的遺跡も発見されており、文化的な面だけでなく歴史的にも重要な村なんだそう。
かつてはゾロアスター教を信仰していた村だったため、その名残が随所に見られます。
これは確か聖廟。
聖廟のバルコニーから見える景色。
歩いてたら家の中からおばあちゃんが出てきてお土産を押し売りしてきてビックリ。かなり観光地化している模様。
何もない。村の中をひたすら歩き続ける。
ロバで荷物を運んでいる。これが日常なら確かに近代化前の生活といえる。
正直言って、この村のためだけにわざわざ時間をかけて行くほどの価値は感じませんが、イスファハーンからカシャーンへ行かれる場合(その逆でも)は立ち寄ってみてもよいかも。
1時間半ほどあれば見て回れる小さな村です。
また同じドライバーさんの車に乗り込みまして、イラン旅行最後の目的地カシャーンへ向かいます。
そうそう。イスファハーンからカシャーンへ向かう途中、幹線道路の脇に突然大きな建物が現れるんです。
何かと思ったらウラン濃縮施設なんだそう。(そんなん突然言われたら緊張するやん…。)
ドライバーのおっちゃんは「このせいでアメリカから制裁受けてるよ、ははは〜」って笑ってたけど、何て反応すればいいか困るやん…。
核施設なんてものは砂漠のど真ん中や軍事基地の地下に作ってるイメージだったのですが(ドラマの見過ぎ?笑)、幹線道路のすぐ横、観光客も多く通る場所に建設していることに驚きました。
もちろん厳重なセキュリティで守られていますが、それにしてもな。
一種の観光アトラクションにしてんのかなとすら思えるほどの目立ちっぷり。
まだまだ謎が多いイランです。