【イラン旅行】ゴム:イスラム教シーア派第二の聖地ゴムのハズラテ・マアスーメ廟。
カシャーンからテヘランまでの道中にある小さな街、ゴム。
マシュハドに次ぐシーア派第二の聖地です。
十二イマームのうち唯一イランに埋葬されているのが第8代のイマーム・レザー。
マシュハドに聖廟があるため、こちらがシーア派の聖地になっています。
ゴムはそのイマーム・レザーの妹ファーティマが埋葬されているため第二の聖地といわけです。
観光客より巡礼者が多く、私たちがこれまで訪れたイランのどの都市とも全く違う雰囲気でなぜか緊張しました。
女性はほとんど全員チャドルを着用しており、スカーフを頭にのせているだけの私は浮きまくり…。
ファーティマが眠るハズラテ・マアスーメ廟。
ドライバーのおっちゃんが聖廟前まで連れて行ってくれて、そこでどこからともなく現れたマアスーメ廟のスタッフにバトンタッチ。
聖職者の男性で、私たちのような観光客に聖廟内を案内するのも仕事なんだとか。
女性はチャドル着用が必須で、観光客はド派手な(!)チャドルを貸していただけます。
入口には男女別のセキュリティーがあり、そこでもたもたしているとお姉さんがやってきてチャドルを着せてくれました。優しい。
スタッフの方に写真を撮ってもいいかと聞くと「どうぞたくさん撮ってください」とのこと。
イスラム教って意外と(というのも失礼かな?)こういうところ寛容。
女性用入口。キラキラ。
男性用入口。こちらもキラキラ。
ムスリム以外は建物内には入ることができないので外から静かに見学。
イランでモスクや聖廟をたくさん見たけれど、ここは本当に雰囲気が全然違う。
熱心に祈っている方がたくさんいらっしゃいました。(他の場所のムスリムが熱心じゃないというわけではないんですよ。)
広い敷地なのに本当に人が多い。
金色に輝くドームの中にファーティマの聖廟がある。
二人で写真撮りますか?と写真まで撮ってくれる。こんな神聖な場所を見せていただきありがとうございます、という気持ち。
私はイスラム教徒ではないのですが、イスラム教とともに生きるイランの人たちの生活をほんの一瞬ですが垣間見られた気がして、言葉にはならない感動がありました。
これでイラン旅行の全ての日程が終了。
ゴムを後にしてテヘランに戻ります。
ゴムからテヘランへ戻る途中に見た塩湖。
空港近くのIBIS HOTELに宿泊し翌朝空港へ向かったのですが出国手続きに時間がかかりすぎてめちゃくちゃ大変でした。
到着日のことを思い出しイランの空港は何があるかわからないからと3時間前に空港へ行ったのですが、外国人用の出国カウンターが2つしかなく。(イラン人用は10個くらいある。)
しかもそのカウンターが全然機能していないので本気で飛行機に乗り遅れるかと思った。
最終的にはイラン人専用のカウンターへ行って、「今行かないと飛行機に乗れないから通してください」とお願いしたら難なく通れた…なんやねんw
搭乗前にトイレに行きたかったのにそんな余裕もなく、シートベルト着用サインが消えるまでは自分との闘いでした。笑
テヘランから出入国する方が大半だと思いますが、ホメイニ空港は鬼門です。
みなさんお気をつけて…。