【イラン旅行】カシャーン:アガボゾルモスク、世界遺産フィン庭園、そしてタイルワークが美しいバザールへ。
カシャーンは小さい町ながら見どころが結構多いのです。
続いてはアガボゾルモスク。
シラーズやイスファハーンで装飾たっぷりのモスクをたくさん見てきたので、こちらのモスクはかなり質素に見えます。
モスクがシンプルな分、ブルーやターコイズのタイルワークが映える。
モスクの下にあるのはマドラサ。
十二イマーム派が認める歴代イマームの名が記されている。
ご存知の方も多いとは思いますが、イランでは国民の大多数がイスラム教シーア派を信仰しており(イスラム教全体では少数派)、そのシーア派の主流といえる信仰が十二イマーム派なんですね。
ここらへんの説明を書くと勉強ブログのようになってしまうので割愛しますが、要は誰をイマームとして認めるかという話で、イランの国教である十二イマーム派が認めるイマームはこの12人なのです。
エイワーンもシンプル。ターコイズの装飾がオシャレ。こういう服のデザインありそう。笑
夕食はホテルでいただきました。
ご飯食べたいってお願いして席に座ったらあれこれ勝手に出てきた。笑
テラス席になっていて中庭を見ながら食事できるので、カシャーンではホテルで食事するのもよいと思います。(カシャーンには同じスタイルのホテルがたくさんある。)
カシャーン一日目はこれにて終了。
…なのですが、翌日ゴムに向かう前に半日だけ引き続きカシャーン観光をしております。
分けて書くほどの量でもないので、こちらの記事にまとめて書こうと思います。
典型的なペルシャ庭園。
朝一番、まずはフィン庭園へ。
カシャーンで唯一ユネスコ世界遺産に認定されている場所です。(ユネスコは信じない派ですがね。)
フィン庭園はサファーヴィー朝のアッバース1世の時代にどこか他の場所で造られ、後に移築されたのではないかと言われています。
明確な資料はないものの1590年までには建築が完了したとみられており、イランに現存する最古の庭園である可能性が高いです。
庭園内には水路が張り巡らされており、全て正面のメインの池に繋がっている。
子どもたちが遊んでいる様子が描かれている。モザイク装飾が多いイランでは珍しい。
カシャーンで最後に訪れたのはバザール。
カシャーンはその昔タイルの町として知られていたそうで、職人技が垣間見られる素晴らしい造りになっている。
シラーズやイスファハーンのバザールと比べるとかなり小さく、売っている物も日用品がメインでお土産探しには向かないと思います。
ただ、バザールの美しさでいうとカシャーンが一番。
カシャーンの人たちの日常が今も昔もここで繋がっているんだなと思うと感動します。
昔ながらの日本の商店街みたいな雰囲気もある。笑
ここのドーム屋根が本当に綺麗でずっと見ていられる。
これまた船場を思い出すごちゃごちゃ感。笑
バザール内でイランの伝統的なアイスクリームを食べた。
昼食はガイドさんが連れて行ってくれたレストランで食べました。
イランの伝統的なスタイルのレストラン。
イスファハーンで行ったところと似ている気がします。
床で食べるのがメインですがテーブル席もあったのでそちらに着席。
ガイドさん(私と同年代と思う)に床には座らないのかって聞いたら「テーブルの方が楽」って言っていました。親近感わく。笑
お座敷席よりテーブルの方が楽ですもんね。
食事の写真が一枚もないのは多分、お腹が空いていてそれどころじゃなかったんだと思います。笑
夫が頼んだドリンクの見た目が気持ち悪かったので、その写真だけ撮っていました。
ゼリーが大量に入った甘い飲み物。ゼリーがおたまじゃくしに見えてゾワゾワする。笑
カシャーン観光も終了。
素晴らしいツアーを組んでくれたこととカシャーンを案内してくれたお礼を言って、ガイドさんに別れを告げます。
ロンドンへの帰国便は翌日の午前だったため前泊するためにテヘランへ向かいます。
イラン旅行を終える前にもう一ヵ所立ち寄る場所があります。
カシャーンとテヘランの間にあるシーア派の聖地、ゴムへ。