Spice of Life

イギリスでイタリア人と暮らす日本人のブログ。

エアチャイナって実際どうなの?

2016年秋にワーホリでイギリスに来て以来、ロンドン~大阪間を3回?4回?往復しています。

今年4月に関空~ヒースロー間でブリティッシュエアウェイズの直行便が就航しましたが、それ以前は直行便はありませんでした。

ま、あったとしても高くて乗れないんですけどね。涙

 

私はよくアシアナやエアチャイナなどのアジア系航空会社を利用します。

他の航空会社に比べて安いし、仁川や北京で乗り継ぐと時間のロスも少ないからです。(一度タイエアウェイズのバンコク経由でロンドンまで行きましたが、時間のロスが多すぎてめちゃくちゃ疲れました…。)

 

周囲の友人からもTwitterで知り合った方々からも、「エアチャイナって大丈夫なん?笑」と聞かれることがあります。

中国系の航空会社によくないイメージがあるのかな?

 

今回はエアチャイナの乗り心地について、私の経験をもとに紹介したいと思います。

エアチャイナ選ぶ人が増えると値段上がりそうだから、「大丈夫なん?」って言われているくらいがちょうどいい気もするけど。笑

 

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©Air China

 

今回、エアチャイナでの渡英を決めたのは単純に安かったから。

ワーホリが終わる直前に航空券を買っておきました。

ビザを取得する前に航空券を買うのはリスクがあると思っていましたが、変更手数料を払っても直前に購入するよりは安いと判断しました。

 

搭乗の約半年前にエアチャイナの公式ウェブサイトから関空~ヒースローの片道航空券を購入し、£467(約7万円)でした。

片道なので割高です。

夫は同じ時期に往復航空券を購入し、£588(約88000円)払ったそうです。

もう少し安く買える時期もあります。

 

エアチャイナのよいところは、日本~ヨーロッパ区間であればエコノミーでも荷物を2つまで預けられること。(一つあたりは23kgまで。)

日本に行くたびに大量に買い出しする私たち夫婦にとってはありがたい限りです。

今回も二人でスーツケース4つ、合計91kgの荷物を預けました。(重量制限ギリギリw)

 

9:00(実際は時間変更で8:50) 関空発

11:25 北京着

 

機体はA330で思っていたよりは広い印象。

座席間スペースが狭いと言われればそうかもしれませんが、普段からLCCばかりのっているのでそれほど気にはなりません。笑

身長180cmの夫にとっては少し窮屈らしいですが、160cm前後の方なら問題ないかな。

 

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関空~北京間の機内食。ビーフとチキンがあってチキンを選択。鶏のあんかけでした。めっちゃしょっぱくて「日本発やのにこの味付けなん?」って思ったけど、夫は美味しいって言って食べてました。笑

 

エンターテイメントも評判ほど悪くないですよ。

映画の種類はたくさんあります。

ここまで多いのって、私の経験ではルフトハンザとエアチャイナくらい。

 

でも、機体が古いせいか画面がタッチパネル式ではなく、コントローラーの反応も悪くてそこでは少しイライラしました。

一度映画を見始めてしまえば問題ないんですけどね。

 

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夫が写り込んでいますが、こちらがそのスクリーンです。タッチパネルではありません。

 

北京での待ち時間は2時間半ほど。

関空でチェックインをしたのですが、システムダウンにより北京~ヒースロー間はチェックインできませんでした。

北京空港に到着後、乗り継ぎカウンターに行きましたがまだシステムは復旧しておらず待つように指示されました。

 

待つこと約20分。

システムが復旧したので並んで~と言われたのですが、同じような人たちで長蛇の列。

飛行機に乗り遅れることもなかったし、これくらいのトラブルは想定内だったのですが、心配性な夫は少しイライラしているようでした。

 

14:10 北京発

17:25 ヒースロー着

 

私は搭乗した瞬間に爆睡したので全然気づかなったのですが(笑)、夫によると1時間ほどディレイしたそうです。

システムダウンが原因かな?

 

機体はB777で、かなりゆったりとしたシート設計。

他の国際線と比べても遜色なしです。

 

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北京~ヒースロー間の一度目の食事。ビーフとダックから私はビーフをチョイス。計三度の食事の中で一番おいしかった。 

 

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二度目の食事。チキンカレーとビーフヌードルが選択肢。カレー大好きなのでカレーをお願いしたけど、ただのあんかけ風でカレーの味はあまりしなかったwそして、ニンジンが山盛り入っていた。笑

 

機内食に関しては中の下といったところ。

もっとおいしい機内食を提供してくれる航空会社は他にたくさんあります。(もっとまずいところもあるけどw)

でも、まずくて食べられない!ってほどではないし、お腹を満たす目的なら十分かなって思います。

 

北京~ヒースロー間のエンターテイメントに関しては文句なし。

映画の種類が多く、タッチパネル式の大画面なので機内で退屈することはないと思います。

アマゾンプライムで映画をDLしておきましたが、一つも観る暇がなかったです。

 

ただ、全てタッチパネル式でコントローラーがないので、ゲームをしたい人には物足りないかも。

パックマンやりたかったけど、タッチパネルで操作するのがやりづらくて断念しました。涙

ゲーム派の人は携帯にDLしておくのがおススメです。

 

インターネットでエアチャイナの口コミを見ると、「二度と乗りたくない!」って口コミが多いけど、私は結構好きです。

嫌な思いもしなかったし、機内食のサーブも早くて満足。

まだかな~まだかな~ってソワソワしちゃうことが多いので(笑)、懇切丁寧なサービスよりてきぱきしてくれる方が個人的には好み。

 

日本~ロンドン路線は欧米の利用者が多く(体感では7割)、機内がうるさいとかマナーがなってないとか、そんなことも一切なし。

たまーにうるさい人がいますが、それって日系の飛行機を使っても同じだと思います。

 

そしてなにより、荷物を2つまで預けられるところが本当に助かる!

追加料金も払わなくていいし、泣く泣く何かを手放すってこともないし。

 

余談ですが、預け入れ荷物4つ中、2つロストバゲッジでした。

夫の名前で預けた荷物が2つとも、ヒースローには運ばれてきませんでした。笑

私のはちゃんと届いたのに!

 

エアチャイナは三回(だったかな?)利用したことがありますが、ロストしたのは初めて。

北京空港はセキュリティチェックが厳しいらしく、乗り継ぎに間に合わずに荷物が届かない可能性がままあるんだとか…。(私のは届いたけどね!)

 

万が一自分の荷物が届かなかった場合は、Baggage Claimのカウンターへ行って手続きをします。

搭乗地、航空便名や荷物の番号などを伝えます。

チェックイン時にもらう荷物のタグは、目的地で荷物を受け取るまで捨てずに保管しておいてください!

 

手続きを終えると、カウンターのおじさんが『明日には家に届くよ!届かなかったらまだ連絡してね!』って。

 

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手続きを終えるとこのような紙を渡されるので、荷物が家に届くまで保管しておきます。ウェブサイトから、荷物の状況も確認できます。 

 

結局、荷物が届いたのは火曜日の午後でした。

日曜日の夜に帰国して火曜日に届いてるから結構早いですよね!(おじさんが言ってた翌日ではなかったけど、そもそも期待していなかったので問題なし。笑)

スーツケースを開けられた形跡も、何かを盗られたような跡もなかったし、単純に北京で止まってたかどっか別の場所に行ってたかかな。

 

手続きは面倒だったけど、荷物をロストしたことで身軽になって地下鉄で家まで帰ることができて、Uber代も節約できたしよかったかな。笑

家までタダで配達してくれるし。

 

次回帰国するときも、安ければまたきっとエアチャイナを利用すると思います。

イギリスから日本へ帰国するみなさん、日本からイギリスへ旅行するみなさん、選択肢の一つに加えるのも悪くないですよ。

 

最後に、一つ。

私はエアチャイナの回し者ではありません。笑