Spice of Life

イギリスでイタリア人と暮らす日本人のブログ。

【イラン旅行】イスファハーン:ペルシャに古くから架かる橋、スィーオセ橋とハージュ橋。

シラーズからイスファハーンへは陸路で向かいます。

直行便のバスで5時間くらい。

 

バスの写真は撮っていないのですがシートは横幅も足元も十分なスペースがあり快適、読書をしたり外の景色を眺めたりしているとあっという間に時間が過ぎました。

軽食セットも配られて、中長距離バスに関しては日本より発展していると感じました。

ここでもラマダンに関係なくみんな配られたパンやスナックを食べていたので、「ラマダンとは…?」とあれこれ考えてしまいました。笑

 

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道中バスの中から撮った写真。何もない。笑

 

イスファハーンで宿泊したのはこちら。

 

www.hbahotel.com

 

ここはイランで宿泊したホテルの中で部屋が一番広かったです。

キッチンもあったのでちょっとした調理もできました。

 

そうそう、テヘランで両替したお金がなくなってきたのでレセプションで両替できるかって聞いたんですよね。

そしたら「いくら両替したいんや」「ドルかユーロか」みたいなことを聞かれまして。

確か£150両替したいってお願いしたら「その量の現金を調達するのは時間がかかるから2時間後に取りに来てくれ」って言われました。

両替するのも一苦労。

 

チェックインを済ませて一休みしていたらもう17時過ぎ。

せっかくだしどこかに行かねばと、散歩がてら歴史的に重要だという橋を見に行きました。

はい、橋といえば夫の出番です。笑

 

カメラを持って出かけたのですがまさかのバッテリーを入れ忘れておりました。

痛恨のミス…。

仕方なく携帯で撮影したので微妙な写真しかありません。涙

 

まずはスィーオセ橋。

イスファハーンで一番長い橋です。

 

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川が完全に干上がっている。

 

カズビーンからイスファハーンへ首都を移した際に、アッバース1世が建設を命じたスィーオセ橋。

「スィーオセ(Si-o-Se)」はファーシ(イラン人が話すペルシャ語)で33の意。

橋の上部に33のアーチが設けられたことからこの名がついたそうです。

 

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観光客はもちろん、地元の人もたくさんいる。


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橋を渡ってみた。ベンチに座って思い思いの時間を過ごしている人がたくさんいる。

 

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大きな橋なので混み合うこともなく写真も撮りたい放題。

 

こちらはスィーオセ橋とハージュ橋の間にかかっている橋。

名前は忘れてしまいました。

 

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最後はハージュ橋。


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真ん中のちょっとしたスペースがアッバース2世が愛した場所。 

 

サファーヴィー朝のアッバース2世の命により建設されました。

アッバース2世はスィーオセ橋の建設を命じたアッバース1世のひ孫にあたります。   

アッバース2世は橋の真ん中に設けられた休憩所に座ってイスファハーンの景色を眺めるのが好きだったそうです。


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スィーオセ橋より橋の幅が狭い。

 

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所々にタイル装飾も。


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ハージュ橋は川の水量を調節するダムの役割も果たしているんだそうです。

5月末のイスファハーンは川の水が完全に干上がっておりましたので、その様子は見ることができませんでした。

 

橋の周辺をブラブラしているとよい時間になりましたので、イマーム広場周辺へ戻って夕食タイム。

広場のシンボルともいえるシャイフルトゥフッラーモスクの近くにあるレストランです。

 

  

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中庭っぽいところ。なんとなく怪しい雰囲気。ライトの色かな。笑

 

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床に座って食べるスタイル。といっても本当の床ではなくベンチのような場所なのでご心配なく。

 

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ここのテーブル、日本人と思しき方数名と日本語ペラペラのイランの方たちが座っていた。駐在員かな?

 
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イランで有名なヨーグルトドリンク。と言っても甘くはなくむしろしょっぱい。私は苦手だった。


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ちゃんとシート敷いてくれるあたり衛生観念がイギリスより良いと感じる。笑

 

場所的にも観光客向けなレストランなのだと思いますが、その分店員の方も外国人に慣れていて気が楽でした。

 

そうそう、外国人と言えば。

イラン滞在中は街を歩いていると色んな人に声をかけられたんですね。

私が日本人だとわかると、「おぉー、日本人に初めて会ったわ」って言われることが多かったです。(珍獣かよw)


ツアー会社の方やガイドさんにも日本人でツアーに参加したのは私が初めてだと言われましたし、日本人でイランに行く人が少ないのか、行ったとしても団体ツアーで現地の人の目に触れる場所にはあまり行かないんでしょうかね。

とにかくめちゃくちゃ珍しがられましたという話です。