英語を習得するために実践した独学勉強法。
友人やSNSで出会った方々に「どうやって英語を勉強したの?」と聞かれることがたまにあるので、英語の勉強法のブログもちょくちょく書きたいと思います。
まず初めに、外国人と付き合うのが英語上達の一番の近道なんていう都市伝説は嘘!笑
私の彼はイタリア人ですがイギリスの大学院を卒業しており、現在もロンドンにあるイギリス企業で働いているので私より流暢な英語を話します。
私たちの場合、英語が二人の共通言語なので、出会ってからこれまでずっと英語でコミュニケーションを取り続けています。
確かに出会った当初は、毎日英語を使うので彼と話すと英語が上達するのかな~なんて淡い期待もしていました。
でも、付き合いが長くなるにつれて、文法がめちゃくちゃでも発音が悪くてもお互いに理解できることが増えるので「英語の正確さ」には気を取られなくなるのです。
二人の間でしか通じない造語なんかも出てきますしね。笑
私の場合、イタリア人の彼と毎日英語で話していますが、カナダで留学していたときより英語力は落ちていると思います。涙
さて、そんな私が英語を勉強しようと思い始めたのは5年ほど前でしょうか。
I am Fu-chan. I'm from Japan. I'm studying English. I want to make a new friend.
当時の私の英語力といえばせいぜいこの程度でした。
短い文章しか作れない、語彙力がない、複雑な文法構造を知らない。
英語を勉強しようと思ったきっかけは仕事で英語を使うからというわけでも、英語が好きだったからというわけでもありません。
その頃、私の出身地大阪では外国人観光客の数が徐々に増えてきて、仕事帰りに繁華街を歩いていると道を聞かれたり、駅で切符の買い方を聞かれたりすることがたまにあったのです。
そのときにスマートに英語で返答できない自分が格好悪くて許せなかった。
昔から負けず嫌いな私は、英語ができないというだけで簡単な質問にすら答えられないのが我慢ならなかったのです。
英語を勉強しよう!と決めて、最初に私が実践した方法は以下の3つです。
①文型を理解する。
英語を勉強する際の基礎の基礎は本当にこれに尽きる。
英語には5文型あると中学校で習いますよね?
でも、その文型の重要性、使い方を説明してくれる先生ってあまりいない気がする。
私はそのせいで英語が理解できなくて嫌いになったんだと、今でも中学の頃の英語教師を恨んでいます。(冗談ですよ!笑)
文型をマスターすれば自動的に、これはSVOOの文型だから目的語のあとにもう一度目的語がくるんだなとか、文型がSVだからこの動詞は自動詞なんだなとか自然にわかるようになります。(単語を覚えるときに自動詞か他動詞か意識して覚えるのも重要!)
どの文法書を買っても文型に関しては必ず記述があるし、文型について詳しく説明しているウェブサイトやブログも多いので、簡単に検索できると思います。
②基本英文700をひたすら暗記。
この参考書、実は大学受験のときに使っていたものなんです。
高校2年生のときに隣の席だった東大志望のY君が「この参考書はためになるよ!」と教えてくれて購入したのですが、英語なんてちんぷんかんぷんだった当時の私。
こんな英文が羅列されているだけの参考書のどこがいいの?と、ほとんど手を付けずに本棚に眠ったままだったのです。
でもあの時のYくんは正しかった。
この参考書は本当に秀逸です。
丸暗記するだけで700もの英文を覚えられるんですから。
単語を入れ替えて応用すれば使える英文は無限大。
見開き1ページに英文と日本語訳がどちらも記載されているため、単語の意味を調べる時間が省け、文法構造に集中して勉強できるのがいいところ。
1周目:英文と日本語訳を見比べて意味と文法構造を確認。
2周目:英文を実際に書いてみて文法構造を確認。
3周目:日本語訳を隠して英文から最適な日本語訳を考える。
4周目:日本語訳のみを見て英文を書いてみる。
こんな感じで、何度も何度も同じ文章を見てひたすら英文を覚えました。
すると、英文を書くときはもちろん、英語を話すときも自然と参考書の中の英文が頭に浮かんで、それを応用して会話できるようになるのです。
これは英語力を延ばす上で、かなり役に立った勉強法の一つです。
③NHKの「ニュースで英語術」を毎日視聴。
これはリスニング力の強化にとても役に立つ勉強法です。
平日は毎日1本ずつ短いニュースがUPされるので、それを見てリスニング力を鍛えます。
1.ニュース(ラジオ放送)を聞く。
2 もう一度ラジオを聞きながら、何も見ないでニュースを書き起こす。
3.英文訳の読み上げ機能を使って、ニュースで聞き取れなかった部分の書き起こしを続ける。自分がこれ以上は聞き取れないと思うまで何度も何度もやる。(ゆっくり読み上げver.があるので、それを使ってもOK!)
4.英文を見て聞き取れなかった部分を確認。
5.日本語訳を確認。
6.ボキャブラリーを発音も含めて確認。自分だけの簡単な単語帳を作ると尚良し。
7.最後にもう一度ラジオ放送を視聴。
文字に起こすとやることが多く感じますが、実際は毎日30分程度です。
私は半年間ほどこれを毎日続け、放送がない土日はその週にやったことの復習をしていました。
私は文法書やテキストを使って勉強するのが大の苦手なのですが(つまんないから!)、この方法だと飽きずに長く勉強できました。
テキストは新しいものを何冊も買うより、一冊「これだ!」というものを決めて何度も何度も繰り返した方が定着率が高いと思います。
自分に合った勉強法が見つかればそれが最適な勉強法なのだと思いますが、何をやっていいかわからないという方は参考にしてみてください。
ちなみに、この方法を使って日本で勉強した後、フィリピンとカナダに留学に行きました。
確かに留学したことで英語に慣れ、得るものも大きかったのですが、留学以前に独学で学んだことが私の英語の基礎になっていることは間違いありません。
独学である程度勉強したからこそ、海外に渡っても意外とスムーズに英語環境に溶け込めたのではないかと思っています。