ロンドンでのオーペアの仕事。
ロンドンでの仕事の話です。
私はロンドンでのワーホリ中にオーペアをしていました。
オーペアとは住み込みで子供の世話をしたり家事の手伝いをしたりする仕事です。
日本人には馴染みがありませんが、欧米では広く認知されている仕事です。
私もイギリスに行くまでは全く知らなかったのですが。
渡英前はオーペアをやろうという考えは全くなく、教職経験があるので日本人学校で働けたらいいかなとぼんやりとイメージしながらも、せっかくだから新しいこともやってみたい、英語環境で頑張ってみたいという思いもあり、ホテルなどのホスピタリティ産業にも興味がありました。
オーペアをやってみようと決めたきっかけは単純にお金がなくて家賃を節約したかったから。笑
バンクーバーで留学していたときはダウンタウンから20分くらいのシェアハウスの一部屋を月500カナダドル(当時のレートで5万円弱)で借りていました。
ロンドンでもそんなもんだろうと思っていた無知だった私は、ロンドンで家探しを始めて家賃の高さに驚愕、たいした貯金もなく渡英したのでめっちゃ焦りました。(ロンドンのこと何も調べてなかった...笑)
そんなときに友達がオーペアの仕事をしていたことを思い出したのです。
小さい子供は好きだし、一時期幼児教育の道も考えたことがあったので家賃が節約できるならアリだなと、オーペアとして雇ってくれる家族をMixBで探しました。
MixBとはイギリス在住の日本人に向けたサイトで、仕事や住居まですべて日本語で検索できるコミュニティサイトです。
オーペアの条件は家庭によって様々ですが、私の場合は子供たち3人(日本人とアジア系アメリカ人のハーフ)の学校への送迎と放課後の遊び相手をするかわりに、エンスイート(専用バスルームがついた部屋)に無料で住まわせていただき、食費、光熱費、インターネット代もすべて無料という好待遇でした。
リビングルームから撮った写真。白い窓の部屋が私の部屋でした。
料理を含む家事をまかされるオーペアの方々もいるようですが、私の場合料理はお母さんが毎日食事を用意してくれて(外食のときは私も連れて行ってくれました)、食器洗いや買い物を頼まれることもなく、さらに掃除は週に1回来てくれるクリーナーがすべてやってくれるので、オーペア期間中は自分の部屋を掃除したことすらありません。
拘束時間が午前8時~9時、午後3時半~6時で、それ以外の時間にヘビーシッターを頼まれるときは時給換算で別にお給料をいただいていました。(私は昼間の空いた時間にアルバイトをしていました、その話はまた別で。)
条件がよかったのはもちろんなのですが、とってもよいご家族に巡り合えたおかげで結局1年半もお世話になりました。
いい意味で気を遣わなくてよくて、子供たちも懐いてくれて本当に楽しい時間を過ごしました。
彼と同棲するためにオーペアを辞めたのですが、その前に彼をオーペア先の家族に紹介もして、いまでもたまにお宅にお邪魔したり、誕生日にはメッセージを送ってきてくれたりと交流が続いています。
知り合いが誰一人としていない状況で渡英したので、ロンドンで家族と呼べる存在ができたことは大きな支えになりました。
時間は多少拘束されますが、現地の家族と過ごしてみたい方、子どもが好きな方、家賃を節約したい方にはオーペアはとってもおススメな仕事です。