Spice of Life

イギリスでイタリア人と暮らす日本人のブログ。

国際結婚に必要なアポスティーユとは?

国際結婚されている方やされる予定の方はご存知だと思いますが、国際結婚では手続きを進めるうちに「アポスティーユ」という言葉に遭遇します。

日本人と結婚し、日本で暮らしている方には馴染みのない言葉だと思います。

 

www.mofa.go.jp

 

アポスティーユとは、官公庁や自治体が発行する文書(戸籍謄本や婚姻要件具備証明書など)に対して、外務省が「この書類は日本での公式の書類ですよ~」と証明してくれるものです。

 

私も、夫と結婚するまではこんなものがあるとは全く知らなかったですが。笑

 

日本人が日本で外国人と結婚する場合、以下の流れが一般的かと思います。

 

各自治体に婚姻届を提出

戸籍謄本を取得

アポスティーユを取得

各国大使館・領事館にアポスティーユ付戸籍謄本を提出

大使館・領事館により配偶者が住民票を置く自治体に婚姻の事実を伝達

双方の国で婚姻が成立

 

各自治体で婚姻届を提出後、戸籍謄本を取得、各自でアポスティーユを申請しなければなりません。

イタリアの場合、戸籍謄本に加えて婚姻届受理証明書も提出する必要があります。

必要書類は各国異なると思いますので、該当の大使館・領事館に問い合わせてくださいね。

 

アポスティーユを申請する場所は外務省です。

東京に本省、大阪に分室があります。

遠くに住んでいて直接出向くことができない方や、仕事が忙しくて平日は時間が取れない方は郵送でも受け付けてくれるようです。(郵送の場合は時間がかかるので要注意です!)

 

www.mofa.go.jp

 

申請書は窓口で手に入れることもできますが、事前にダウンロードして記入してから申請に行くとスムーズです。

申請書は外務省のウェブサイトからダウンロードでき、記入例もありますので難しいことはないと思います。

 

www.mofa.go.jp

 

私たちの場合、婚姻届受理証明書と戸籍謄本全部事項証明書を各1通ずつ、それぞれイタリア(婚姻手続きのため)とイギリス(EEA Family Permitの申請のため)に提出する必要があるので、計4通申請しました。

 

提出国が違う場合、申請書は分ける必要があります。

私たちの場合、2種類の公文書を異なる2ヶ国へ提出する必要があるので、申請書は合計4枚書きました。

 

他の方のブログを拝見していると、イギリスのビザ申請のために同一書類で追加のアポスティーユを申請しようとしたら「イギリスのビザ申請には必要ないでしょ?」と言われたとか、「同一書類のアポスティーユを2通以上申請する場合は、該当国からその旨を記載した書類を取得しなければいけない」と言われたとか、そんなことが書いてあったので何か聞かれるのではないかと不安でした。

 

提出国は違うとはいえ、私も同一書類のアポスティーユを2通申請したかったので。

でも、私の場合は何も質問されることなく、スムーズに申請が終わりました。

窓口滞在時間は5分ほどだと思います。笑

どこかの領事館と違って、窓口の方の対応もよくて好印象でした。

 

受け取りは窓口なら翌日以降、郵送の場合は2~3営業日だそうです。

郵送の場合は返信用封筒を用意する必要がありますが、形態は指定されていません。

私はレターパックプラスを購入して持参し、郵送をお願いしました。

重要な書類ですので、追跡ができ手渡しで受け取ることができる書留やレターパックプラスなどの郵送方法がおススメです。

 

ちなみにですが、書類は直接封筒に入れられていました。

防水対策はしてありませんので(当たり前かw)、気になる方は耐水封筒などを用意しておくといいかもしれません。

 

私の場合、2月15日(金)に窓口で申請し、19日(火)に受け取りました。

窓口で申請したときにも職員の方が「月曜日にポスト投函するので、火曜日には届くと思いますよ」とおっしゃっていたので、その通りに届いたということですね。

 

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このように、書類の原本にアポスティーユをつけてくれます。 

 

ちなみにですが、外務省はアポスティーユを付けてくれるだけで、翻訳はしてくれません。(私は翻訳してくれると勘違いしていた…。)

翻訳書類が必要な方は業者に依頼するなど、自分たちで行う必要があるので注意が必要です。

 

EEA Family Permitの申請に必要な書類が徐々に揃ってきました。

来月初旬には申請に行きたいと思っているので、あとひと踏ん張りです。