【スペイン旅行】マラガ:ピカソミュージアムとベイエリア散策。
アンダルシア旅行最終日、グラナダからマラガへやってきました。
21時のフライトでロンドンへ帰らなければいけないため、半日の観光です。
マラガ到着後まず向かったのはピカソミュージアム。
ここに行くためにマラガに立ち寄ったといっても過言ではありません。
チケットはオンラインで前もって購入。
価格は大人一枚€8(オーディオガイド付き)でした。
アンダルシアって観光地にしては全体的に入場料が安いと思います、物価の差なのでしょうか。
午前中に行ったのですがかなり列ができておりましたので、チケットは事前購入することをおススメします。
ピカソミュージアムはブエナビスタ宮殿の中に建てられており、美術館の建物自体にとても価値があるんだとか。
美術館の規模はさほど大きくないですが、ピカソの作品をこれだけ一気に見られるという点では価値があると思います。
作品はすべて撮影禁止ですので、ご興味のある方はぜひぜひマラガまで足を運んでみてください。
マラガでのメインイベントを早々に終え、残り時間は街ブラ。
エンカルナシオン大聖堂。聖堂はもうお腹いっぱいだったので今回はスルー。
昼食はCasa Lolaというビストロでタパスをいただきました。
最後のタパス…。
かなり混み合っていたので、入口にいる店員さんに名前を告げて15~20分ほど待ちました。
タコもしばらく食べ納め。他にも色々頼みましたがお腹が空きすぎて写真を撮る余裕なし。
普段は1週間旅行すると2~3回は自炊したり中華や韓国料理などを持ち帰ってホテルで食べることが多いのですが、アンダルシアに関しては一度もそういうことがなくタパスで完走しました。
口にするものすべてが美味しくて、アンダルシアになら住めるとすら思ったほど。笑
ロンドンにももちろん美味しいものはありますが、それを探し当てるのが意外と大変。
腹ごしらえをして、ビーチまで散歩。
マラガはシティ観光というよりリゾート要素が強く、ヨーロッパの人たち(特にイギリス人)には人気なんだとか。
ロンドンから飛行機で2時間くらいですし、日本人が沖縄に行く感覚みたいなもんかな。
もう11月に突入しているのに海水浴をしている人たちがチラホラいる。確かに暖かいけど、日本人の私にとっては海に入るには肌寒いという感じ。
灯台。夫が灯台に関する論文を発表しており、灯台を見るたびにうんちくがウザいw
ベイエリアにはアウトドアのショッピングモールがあるので、あれこれ見ながら散歩するのが楽しいです。
私たちはショッピングモール内のジェラート店でジェラートを購入し、休憩がてらベンチに座って食べました。
海沿いをずっと歩いてくると謎の建物に出くわします。
マラガポンピドゥーセンターというアートセンターみたいです。
一週間のアンダルシア旅もついに終わりを迎えます。
観光も食事も、これまでの旅行で上位に入る満足度でした。
夫と旅行すると喧嘩が1~2回は勃発するのですが、アンダルシアでは一度も喧嘩することなく(奇跡!)過ごせたのもよい思い出になった理由の一つかもしれません。
「タパスを食べにスペインに行ってくる」と気軽に言えるような、そんな日々が早く戻ってきてほしいです。
【スペイン旅行】グラナダ:シーフードがおいしいタパスレストランあれこれ。
グラナダではフラメンコ鑑賞とともにディナーを食べたり、アルハンブラ宮殿内で昼食をとったりしたため滞在日数2日の割にタパスレストラン開拓がそれほどできませんでした。(唯一の心残り…。)
ですが私といえばご飯、ご飯と言えば私ですので(え?)、グラナダ滞在中に訪れたレストランを紹介したいと思います。
・Bodegas Castaneda
パエリアが美味しすぎて一人一皿ずつ注文。
ホテルのお兄さんに、地元で有名だと教えてもらったバル。
14時前に行ったからか満席、カウンター付近も満員。
なんとかカウンターに入り込み、注文。
激込みすぎてサーバーを捕まえるのも難しく、あまり注文できませんでした…。
ここに行くならちょっと早めの時間がよいかなと思います。
料理は美味しかったし、グラナダ大聖堂の近くでロケーションもばっちりなので、比較的空いていそうな時間帯を狙っていけばよいでしょう。
・Los Diamantes
ここもホテルのお兄さんにシーフードが美味しいと教えてもらったお店。
ローカル感漂いまくりでしかもお昼なのに激込み、観光客には少し入りづらい雰囲気でしたがシーフードを食べたくて突撃。
立ち食いカウンターのみの小さなお店で、なかなかテーブルが見つからずとりあえずビールだけ頼んで10分ほど待ちました。
常連らしきおじいちゃんが帰ったところ、すかさずテーブルをゲット。
順番待ちなんて概念がないので早いもの勝ち、タパスにありつくのに一苦労です。
あれこれ格闘しすぎて写真が一枚もありません…。
ここは見た目より味勝負の店といえばいいのでしょうか、とにかく全てが美味しかったです。
メニューのスペイン語が全く読めず英語が伝わる雰囲気もないので(伊人の夫が少しだけメニュー解読に成功、でも意味なしw)、周りの人が食べているものを指さして「同じのください」という戦法。
パエリアがめちゃくちゃ美味しかったので、運よくありつけた方はぜひ注文してみてください。(大鍋で作って終わったら次のが出来上がるまで待たなければいけないようです。メニューにはなく、隣の人が注文しているのを見てすかさず注文。)
・Bar Los Diamantes
ドリンクを頼んだらタパスが一つついてくる。このあさりが地味に美味しい。スナック感覚で手が止まらない。
イギリスではタコにはめったにお目にかかることができないので(気持ち悪いとあまり人気がないと聞いた)、スペインでここぞとばかりに堪能。
アルハンブラ宮殿を出て坂を下ってきたところにあるレストラン。
なんか見たことのある名前だなと思ったら、先ほど紹介したLos Dimantesの系列店のようです。
店内が広くて明るい雰囲気なので、観光客ならこちらの方が入りやすいと思います。
着席もできますが「食事」をする人のみ。
タパスを注文したい方はカウンターオンリーです。
カウンターはまたしても争奪戦なので、空いた隙を見逃さず光のスピードでゲットしましょう。笑
番外編:Sancho Original
こちらはタパスではないのですが、朝食をたべるのにおススメとホテルのお兄さんに教わって朝食を食べに行ったお店。(お兄さんのおススメに忠実すぎる件w)
味は他のカフェとそれほどかわらない気がするのですが、店内がめちゃくちゃ清潔で雰囲気もよいのでゆっくりと朝食を取りたい方におススメです。
清潔に保たれたトイレもあるので(重要!)、トイレ休憩がてらコーヒーを飲むのにも使える場所だと思います。
スペインで美味しくないレストランがあるのか?と疑問に思うほどどこに行っても美味しいです、天国。
私は特にパエリアとタコが気に入って、バルに行くたびに注文してしまいました。
ロンドンにもスペインのタパスレストランがあるんですが、値段が高すぎてタパスという感覚ではないんだなぁ…。
【スペイン旅行】グラナダ:バロック様式の教会が見どころのラカルトゥハ修道院、夜はフラメンコ鑑賞。
コルドバでの短い滞在を経てグラナダへ。
コルドバからグラナダへは電車で1時間半ほど。
グラナダではこちらのホテルに2泊滞在しました。
グラナダ大聖堂から徒歩5分くらいの場所にあるホテルです。
部屋は広くて内装もかわいいし、何より受付のお兄さんがめちゃくちゃ親切でよい時間を過ごすことができました。
値段もダブルルーム2泊で€78とお手頃です。
グラナダの観光スポットといえばなんといってもアルハンブラ宮殿ですが、それ以外にも見どころはたくさんあります。
アルハンブラ宮殿に関してはこちら。
私たちはグラナダ滞在2日目にアルハンブラ宮殿に行くつもりでチケットを購入しておりましたので、1日目は他の場所を見て回ることができました。
まずはバスに乗ってラカルトゥハ修道院へ。
チケットは確か€4で(€4.5やったかな?)、入場料にオーディオガイドも含まれます。
「どこから来たん?」って聞かれて日本って答えたら(この質問、イギリスっていうべきか日本っていうべきかいつも困る)、オーディオガイドを勝手に日本語設定にしてくれました。笑
見学ルートがあるので、看板またはオーディオガイドに従って進んでいきます。
修道士たちの食堂だった場所。とても質素な作りです。
十字架がだまし絵。これは結構珍しいのではないかと思う。
なんと祭壇までだまし絵。修道士たちはとても質素な生活をしていたんだとか。
修道士たちの生活スペースがとても簡素で、なんなら修道院というよりただの部屋というかんじなのですが、教会に入った瞬間にそのド派手な装飾に驚きます。
関西人もビックリな派手さ。笑
ゴテゴテのバロック様式、目がチカチカする気すらする装飾の数々。
いやぁ、なんともすごい修道院でした。
グラナダの中心地から少し離れているということもあってか数組しか観光客がいなくてゆっくり見学できましたし、何よりあんなド派手な教会があるとは予想もしていなかったので、思いがけずよいスポットに出会えたなと満足のいく場所でした。
グラナダ観光で時間に余裕のある方にはぜひ訪れていただきたいスポットです。
グラナダ中心地に戻って昼食をとりまして、その後グラナダ大聖堂横のロイヤルチャペル(王室礼拝堂)へ。
カトリック両王と呼ばれるアラゴン王フェルナンド2世とカスティーリャ女王イサベル1世が眠る場所です。
入場料は€5、オーディオガイドもついてきます。(日本語はなかったと思います。)
内部は全て撮影禁止ですので外観の写真しかありません。
日本人なら誰もが学校で習う「レコンキスタ」という言葉とカトリック両王。
二人が歴史上でどれだけ重要な役割を担ったかを考えながら棺を目の前にすると、自分はすごい場所に来てしまったんだなと、じわじわと感動に包まれていきます。
夜の予定までまだ時間があったので、アルバイシンの丘を登り、アルハンブラ宮殿を一望できるサンニコラス展望台という展望スポットへ。
アルハンブラ宮殿がよく見える。翌日はあそこに行くんだなと思うと胸アツ。
これ、お気に入りの写真。夫カメラマンが久々のグッジョブw
傾斜が多いので体力のない私には少しキツかったです…。
その日の夜はフラメンコを観にいきました。
私の誕生日だったので、夫が内緒でフラメンコを予約しておいてくれたのです。
夫が予約してくれたこちらのフラメンコショーはディナー付き。
18:30から食事ができ(3コースが値段に含まれます、飲み物は別料金)、20:00からフラメンコショーが始まります。
食事をとってからショーの場所に移動するというシステム。
食事はガーデン席で。といっても暖房器具もあり暖かい。
食事を終えた人からショー会場へ移動。席は事前に決められていて早いもの勝ちというわけではなさそう。 移動後もドリンクの注文ができます。
ミュージカルやショーが好きな私のためにフラメンコを予約しておいてくれた夫、100点満点。
生歌、生演奏、生フラメンコ、どれも素晴らしかったのですが特に男性ダンサーが躍るフラメンコが力強く迫力もあり圧巻でした。
これにてアンダルシア旅行の大半は終了、残すは帰国前のマラガのみ!
【スペイン旅行】コルドバ:引き続きタパスを食べまくる。滞在中に行ったレストラン3軒を紹介。
セビリアに引き続きコルドバでも美味しいタパスを楽しみました。
コルドバ滞在中に私たち夫婦が実際に行ったレストラン3軒を、こちらで紹介します。
・Bar Santos
メスキータのすぐ裏にある小さなタパスバー。
小さなテーブルが2〜3つと、これまた小さなカウンターのみ。
外で食べる人が多いのでしょうか?(私たちは運良くテーブルをゲット。)
ここはトルティージャが有名らしいので一人一切れずつ注文。大きい。
セビリアで初めて食べてドはまりしたロシアンサラダも一緒に。
お昼だったからか料理の種類はそれほど多くなかったのですが、噂通りトルティージャは美味でした。
午前中にメスキータ観光しランチをここで食べるのがおススメ。
・Bodegas Mezquita
アンダルシアで二度目のサルモレホ。
絶対はずれのないカラマリ。
タパスサイズとは思えない大きさのミートボール。
同じ名前のお店がコルドバに数軒あるようですのでチェーン店なのかもしれません。
18時過ぎに行ったのでなんとか席につけましたが、私たちの後に来た人たちは満席だと入店を断られていました。(団体客の予約があったようです。)
ここに行きたい方は予約をしておくのがよいと思います。
値段は他のタパスバーよりは価格帯が少し高いですが(といっても安い)、広くて清潔、明るい店内なので観光客にとっては入りやすい雰囲気のお店です。
サーバーの方々も英語を話してくれるのでスペイン語が話せない我々にとってはその点でも安心でした。
・El Abanico
この写真でお店の雰囲気少しはわかってもらえるかな…無理かw
ここが私のコルドバでのイチオシ。
明るく気軽な雰囲気でお店の内装もかわいい上に、料理はもちろん美味しくてとても気に入りました。
私はイカのグリルを、夫は豚肉のフライ(夫によるとアンダルシアでは有名な料理らしい) を注文してシェアしつつ食べました。
アンダルシアは肉もシーフードもどちらもおいしい、というか何を食べても美味しい。
イギリスのシーフードって残念すぎるからなおさら感動です。
コルドバでどこのレストランに行くか迷ったら、ぜひこちらのEl Abanicoに行ってみてください。
【スペイン旅行】コルドバ:アンダルシア唯一のシナゴーク、周辺のユダヤ人街を散策。
コルドバにはメスキータのために行ったようなものなのですが、もちろん観光スポットは他にもありますので紹介しようと思います。
ちなみに、コルドバではこちらのホテルに滞在しました。
メスキータをはじめとした観光スポットがあるエリアからは少し離れていますが、翌朝早い時間にグラナダに行きの電車に乗る必要があったため、鉄道駅近くのこちらのホテルを選びました。
部屋は清潔で十分な広さもありましたので、駅近くのホテルを探している方にはおすすめです。
ダブルルーム一泊で€48でした。
さて、午前中にメスキータ見学を終えた私たち。
昼食をとって午後の観光スタート。
コルドバに滞在するのはこの日一日のみなので、効率的にまわらなければいけません。
まずはメスキータ近くにあるローマ橋を渡ってカラオーラの塔へ。
ローマ橋を守る砦として建設されたカラオーラの塔。
入場料€4.50で塔に登ることもできます。
ローマ橋を下から見るとこんな感じ。かなりずっしりしている。1世紀に建築され、当時はコルドバへ入る唯一の手段だったんだとか。
橋から見えるメスキータ。
コルドバにあるのはモスクや教会だけではないんです。
シナゴークもあります。
アンダルシアに現存するシナゴークはコルドバのこちら一つのみ、スペイン全土でも三つしか残っていなんだそう。(少なくてびっくり。)
人が10人も入れば狭く感じてしまいそうなこじんまりしたシナゴークですが、透かし彫り装飾が綺麗なまま残っていて一見の価値ありです。
シナゴーク見学後はユダヤ人街とその周辺を街ブラ。
コルドバの街には至る所に花の鉢植えが飾られており、どこを切り取っても写真映えします。
白い壁がさらに花の色や美しさを際立たせている気がします。
ドアまでかわいい。
その中でも観光客に人気なのが花の小径。
どこにあるのかわからなくてウロウロしてしまいましたw
え?これだけ?っていうめっちゃ細くて短い道。
狭い道を観光客がひっきりなしに行き来するので、写真を撮るのも一苦労。
行きたいところは行けたけどまだ時間があるなってことで、アルカサルにも行ってきました。
セビリアにはアルカサルという宮殿があるのですが、コルドバにも同じ名のアルカサルという城があります。
セビリアのアルカサルについてはこちら。
入場料は€4.5(現在は€5になっているようです)でそれほど高くないので、時間がある方は行ってみるとよいかと思います。
コルドバのアルカサルは、元々イスラム教の要塞があった場所に14世紀に建てられました。
最後のイスラム王朝であるナスル朝を攻略する際の拠点となった場所であるだけでなく、コロンブスが新大陸発見を目指す旅の資金援助を求めてカトリック両王に謁見した場所でもあります。
コロンブスがカトリック両王に謁見している姿。
反対側からはカトリック両王(アラゴン王フェルナンド2世とカスティーリャ女王イサベル1世)の姿が見える。
セビリアのアルカサルと違いこじんまりしているので、一時間もあれば中庭も含め全て見て回れると思います。
夕食をとり、最後に向かったのは再びローマ橋。
夜景がきれいだと聞いたので、夕食後の散歩も兼ねて行ってみました。
アンダルシアとはいえ10月末、コルドバの夜は少し肌寒くここで初めて長袖が活躍。
コルドバはセビリアやグラナダと比べて観光客が少なくゆったりしたときの流れを感じる街でした。
丸一日あれば主要スポットは周りきれるかなという感じ。
私たちのように午前中に到着、コルドバで一泊するとあわただしくなくてよいかなと思います。
アンダルシアへ行かれる際にはぜひ、コルドバへも足を延ばしてみてください。
【スペイン旅行】コルドバ:イスラム教とキリスト教が共存する不思議な空間、メスキータ。
3日間のセビリア滞在を楽しんだ後はコルドバへ移動。
セビリアからコルドバは電車で45分ほど。
夫には『日程がタイトになるしコルドバは行かなくてもいいんじゃない?』と言われたのですが、私が「どうしても行きたい!」と言って1泊だけ滞在することになりました。
コルドバに行きたかった理由はただ一つ、メスキータ。
同じ空間にイスラム教徒とキリスト教が共存する、世界的にも珍しい場所です。
メスキータは後ウマイヤ朝時代にモスクとして建設が始まり、歴代カリフによって増築が繰り返されてきました。
しかし13世紀にレコンキスタによってコルドバが奪還された後は内部に礼拝堂が作られたり聖堂が増築されるなどして、キリスト教徒の祈りの場として使われるようになります。
普通このように異教徒が権力を握った場合は元あった宗教施設は破壊されてしまうのだそうですが、メスキータはもとのモスクが破壊されることなく残されているという点で世界的に価値が高いのだそうです。
10時にコルドバへ到着し、真っ先にメスキータへ。
到着するとそこに見えるのは長蛇の列、焦る。
なにせコルドバに滞在できるのはこの日一日のみ、入場を逃すともうチャンスはないのです。
列に並び始めること5分、チケット窓口の横に自動券売機があることに気付きました。
なぜか券売機には全く列がなく、すんなりチケットを購入することができました。
なぜみんな頑なに有人窓口に並ぶのか謎ですが私たちにとってはラッキー。
入場料は€10(現在は€11に値上げされているようです)。
チケット窓口の横にオーディオガイドの貸し出し窓口もありますので、必要な人はそちらで借りるのをお忘れなく。(確か日本語はなかったと思います。)
オーディオガイドを借りる際には身分証を預ける必要がありますので、準備しておくとよいでしょう。
入場してすぐこの光景、赤と白のアーチが何だかかわいい。
聖ビセンテ教会(モスクが建築される前にこの場所にあった教会)の考古学遺跡。とても綺麗な状態で残っていることに驚く。
王室礼拝堂。エンリケ2世が歴代の王を埋葬するために建設を命じたもの。アーチ型の天井が見事。
増築された部分、花や葉の装飾が見られ従来のものにくらべ豪華な造りとなっている。
ミフラーブ。祈りを捧げる方向(メッカ)を示している。
ミフラーブ上部にある豪華なドーム型天井。
窓から光が差し込んで黄金のミフラーブがさらに輝いて見える。
レコンキスタ後に増築された翼廊。突如として教会が現れるのでなんとも不思議な気分になる。(一度外に出る必要などなく、モスクと教会が同じ建物の中に一続きになっている。)
聖歌隊席。見事な彫刻。
追加で数ユーロ払うとこちらの塔にも登ることができるみたいです。
これまで見てきたどんな場所よりも異質な場所、それがメスキータでした。
見学した後の満足感が高く、その日ずっと感動を反芻しておりました。
アンダルシア地方に行かれる際にはぜひコルドバにも立ち寄って、歴史的にも大変価値のあるメスキータでその歴史、美しさ、そして異質さを感じていただきたいです。
【スペイン旅行】セビリア:セビリアで実際に行ったタパスレストランあれこれ。
セビリアの観光スポットのブログは書き終えましたが、最後に私たち夫婦が実際に行ったセビリアのレストランを紹介しようと思います。
セビリア、というかスペインと言われて思い浮かぶのはタパ(複数形だとタパス)。
私たちは一度の食事に2~3軒のレストランを周りタパスの食べ歩きをしましたので、滞在日数の割にはたくさんのレストランに行けたと思います。
ちなみに、今回はどこのレストランも予約はせず全て飛び込みです。
・ Alcazar Andalusi Tapas
アンダルシア料理のサルモレホ(冷静トマトスープ)。
土曜日の18時頃に行ったのですがテラス席はほぼ満席でした。
中の席は私たちが一番のり。(みんなテラス好きすぎよなw)
この後タパスを食べまくったので正直ここの印象が薄れてしまったのですが、料理はお手頃で美味しかったです。(スペイン基準の値段がわからないのですが、イギリス基準でいえばスペインは全て安い!最高!)
英語のメニューもあり観光客が多そうな雰囲気、店内も清潔だったので日本人でも安心して食事できると思います。
・Espacio Eslava
オシャレな雰囲気のレストラン。
土曜日の20時前に行ったからか、席につくまでに30分ほど待ちました。(サーバーに名前を伝えてウェイティングリストに入れてもらうシステム。)
外の席なら早めに案内できるよと言われて、外の席に座りました。
セビリアは10月末でもまだまだ暖かく何の問題もありません。
ここは雰囲気もよかったし、サーバーの方もみんな英語を話してくれて親切でしたし、めちゃくちゃおススメします。
ワイン2杯とタパス4皿で€17.80でした。(ワインが安すぎるんよな、ハウスワインだとグラス1杯が€2.5くらい。)
20時半ごろからさらに混み始めましたので、20時前までに行くのがよいかなと思います。
・Bodega Santa Cruz
ここのタパスバーはセビリアで一番のおすすめ。
びっくりするくらいの価格設定で(タパス6品とビール2杯で€16、おそるべし…)、しかも料理全ておいしい。
写真には写っていないのですが、ここのパエリアが絶品なのでぜひぜひ食べてみて欲しいです。
料理はめちゃくちゃ美味しいのですが、レストランは小汚い感じ。
立ち食いカウンター+テーブル席が5~6席で、食べる場所を見つけるのも一苦労です。(自分で席をキープするスタイル。)
黒板に「本日のメニュー」が書かれてあるのですが全てスペイン語。
一応英語のメニューもありましたが、その日によってないものもあります。
カウンターで注文するのですがガヤガヤしすいていてサーバーをつかまえるために必死のアピール(列なんてものはないw)、自分からグイグイいけないタイプの方にはちょっとしんどいかなと思います。
私たち夫婦はこの場所が大変気に入り、セビリア滞在中に二度タパスを食べに行きました。
二度目は16時頃に行ったのでパエリアが売り切れで食べられず…無念。
売り切れるとそのメニューは終了するみたいなので、ランチタイムに行くことをおすすめします。
・Tipico barra de tapas
値段設定は他のお店より高めですが(といってもロンドン基準でいうと十分安い)、カフェっぽい内装で気軽に入れるお店です。
18時頃に行ったので店内はまだまだ席に余裕がありました。
大聖堂やアルカサルがあるエリアからは徒歩15分ほど、川を渡った反対側なので少し遠いのが難点。
歩くのが苦ではない方には大した距離ではありませんが。
このタコにのってるソースがめちゃくちゃ美味しかったので(もちろんタコ自体もおいしい)、このレストランに行かれる方はぜひタコを食べてみてほしいです。(名前は確かタコのガリシア風、やったかな。)
・Bar Baratillo
ここにきてついに生ハムに手を出す。
これはイタリアでもよくあるやつ。私たち夫婦が大好きなシーフードのビネガーサラダ。
闘牛場の裏にあるレストラン。
店内はかなり広く、20時頃行きましたがまだ席には余裕がありました。
確か日本語含め6ヵ国語くらいのメニューがあった気がします。
観光客向けのレストランなのかもしれません。(私たちが行ったときも観光客が大半でした。)
とはいえ、ぼったくられるなんてことはありませんのでご安心を。
他のタパスバーと比べると特に料理が突出しているとは言えませんが、テーブルに座ってゆっくりご飯を食べたい方にはよいと思います。
そうそう、スペインにはラドラー(ビールとレモネードを混ぜたもの)が売られており、滞在中ほぼそればかり飲んでいた気がします。
イギリスで見かけないのはサイダーがあるからでしょうか?
夏の暑い日にぴったりなので、イギリスでも売り出してほしいです。
・Bar Postiguillo Tapas
ビール派ですが、この日はめちゃくちゃ暑かったのでサングリアを。
トルティージャってどこで食べてもハズレがない気がする、安定のおいしさ。
大聖堂の裏手にあるお店です。
入店してメニューを見た瞬間に、「あれ?このなんか見覚えがあるぞ…」と。
一つ前に紹介した闘牛場近くのBar Baratilloとメニューがそっくりでした。
系列店なんだと思います。
がっかり…はしませんでした。
メニューが豊富なので前日とは違うものをチョイス。
ここはアルカサルや大聖堂からも近く、カジュアルな雰囲気なので観光中にランチを食べるときなんかによいかと思います。
セビリアの平均価格を考えれば安くはないのですが、サーバーのみなさんの雰囲気もよいので気持ちよく食事ができました。(実はここに行く前に違うお店に行ったのですが、サーバーの態度が最悪で何も注文せずに退店しました。)
初スペインだったのですが、タパスって最高、スペインって最高という感想しかでてきません。笑
日本の居酒屋感覚でサクッと飲んで食べられるのがいいですよね。
イギリスには居酒屋と分類できる場所がないので余計にその良さが身に染みる…。
COVIDのせいでしばらくはまだ身動きのできない状況が続きそうですが、近い将来セビリアへ行かれる方の参考になれば幸いです。